
昨日この本を読み終わりました。(ちなみに私が2月に買った時は本体価格50円+配送料299円でした。)先々週末に50ページほど読んで中断していましたが、物語に引き込まれて残りを一気に。実質2日間で読了しました。なお著者経歴と書評がこちらで読めます。
主役の3名が異なる時代(過去×2、未来1)に登場し活躍するという筋書きが秀逸でしたが、とくに「第2部 ワシントン 2016年」は、実際その年の選挙で当選した前大統領を彷彿させ、見事な予言(小説が発表されたのは1981年)になっていることに感心しました。
なお、入手後に気付いてみればこの作品は中南米ではなくスペインの文学でした。加えてタイトルから想像していたようなクラシック音楽との関係もほとんどなし。けれども堅苦しい話で読み進むのに骨が折れた一時期のラテンアメリカの小説とは異なり、(「作者ノート」でも述べられていたような時代錯誤が多少あったとしても)先の3人と歴史上の人物との絡ませ方が絶妙で、エンターテインメントとしては完成度の高いものでした。

で、とりあえずその著者名で捜したらこれが。上のリンク先あるいはスペイン語やカタルーニャ語のWikipediaに出ているように医学者および大学教授でもあったサラゴサ(2011年没)は寡作だったようで、小説は結局2作しか残していないのかもしれません。(ちなみに「殺人協奏曲」の訳者あとがきには、第2作 "La planta" (植物) が完成したとの記載がありましたが、それが出版された形跡はありません。もしかしてこの「煙草 カリフォルニアウイルス」のことかも?)

さらに芋づる式で安価な中古本をもう1冊発見。その後も「西和リブロス」と「セルバンテス賞コレクション」というシリーズ名で検索したら10冊近く出てきましたが、それらもマイリストに入れるかは迷っています。既にラテンアメリカだけで100冊を大幅に上回っていますからね。

なお「煙草」はブックオフオンラインでも安く売られているのを見つけましたが、店舗受取(注)の対象外で送料368円(税込)を取られるため見送り。(注:それだと前にも書いたようにレジで当日限り有効ながら50円引きクーポンまでもらえて、さらに美味しいんですけどね。)可と不可をどういう基準で分けているのかが知りたいものです。それはともかく、アマゾンのカスタマーレビュー(1件)はイマイチでも植物病理学が関わる話のようで私としては大いに興味アリ。ということで先ほど注文確定させました。
おまけ
「殺人協奏曲」の原題はヘンデルやコレルリなどの作品がよく知られている "Concerto Grosso"(コンチェルト・グロッソであり、既に「合奏協奏曲」という呼称が定着していますから、ずいぶん思い切った邦題を付けたなという印象です。一方、著者名(Juan Ramón Zaragoza)ですが、アマゾンではその日本語表記に「J.R.サラゴサ」「フワン・ラモン・サラゴサ」の2種を採用しているようです。外国人作家では決して珍しくないことなのですが、そのせいで検索に手間がかかることもしばしば(ハッキリ言って迷惑)です。ところで "Juan" を「フアン」「ファン」でなく「フワン」と書いているのは初めて見たかも。そういえば私の職場の同じ学部(ただし他学科)におられるスペイン人の先生は、原語の発音に少しでも近いという理由で「ホアン」を使われています。
おまけ2

実は今日も1週間前も野球中継に釘付けで午後は読書どころではありませんでした。前にも書いたようにヤフオクでOukitel C21を落札する際にこのクーポン欲しさでプレミアム会員になったのですが、その時には思いもしなかった
特典が。その一つが「ベースボールLIVE」のパ・リーグ主催試合全試合配信。ということで、先週も今日もずっと観ていました。もちろん来週も。少なくとも連続無走者投球(現在52人)が続くまでは絶対に見逃せません。
おまけ3
こちらの「読み放題プレミアム」も結構おいしい特典ですね。「人気雑誌110誌以上」には定期購読している「将棋世界」も入っています。その購読料は1割引きで738 円(税込)。一方、プレミアム会員費は月額508円(同)。ということで、それだけでも元は取れてしまっています。(紙媒体でないことによる制約はありますが。)なので、無料の2ヶ月を過ぎても継続して定期購読の方を解約しようか考え中です。